
2025年4月13日~10月13日までの184日間、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)が、大阪市の人工島「夢洲」で開催されます。「国内パビリオン」と「海外パビリオン」などがあり、AIやロボットの最先端技術体験できたり、各国を象徴するユニークな建築を楽しめたり、万博でしか体験できないコンテンツばかりです。
当記事では、国内パビリオン、海外パビリオンをはじめ、会場内で体験できるアクティビティやイベントをピックアップしてご紹介します!
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- 目次
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- 老舗醸造酢メーカーのパビリオンで寿司握り体験!/ORA外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」
- 大豆ミートのハンバーガー&包みピザを堪能!/ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」
- 様々な「いのちの物語」と出会う体験を!/国内・民間パビリオン「住友館」
- 高さ3m超えのメガクレーンも!で遊ぼう!/営業施設「リングサイドマーケットプレイス西2階」
- 「鳥取無限砂丘」で没入型体験をしよう!/国内・関西パビリオン
- 5月から毎日ワイン・ピスコなどの試飲体験あり!チリの魅力に触れよう/海外・チリパビリオン
- 次世代情報通信で未来社会を体験しよう!/EXPOメッセ「WASSE」《North》
- 食を通じていのちを考えよう!/シグネチャーパビリオン「EARTH MART」
老舗醸造酢メーカーのパビリオンで寿司握り体験!/ORA外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」

酢の醸造・販売を中心とした食品メーカー「タマノイ酢」は、ORA外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」に「酢」をテーマにしたコンテンツを展開します。1階の販売ブースを設置し、「紅白寿司」をテーマに赤酢と白酢の2種類のシャリで握った和牛肉寿司を販売しています。ほかにも、代表製品「すしのこ」をシーズニングとして使用した2種のサイドメニュー、各種ビネガードリンクもあります。

2階は「すぅ〜酢ごいやん NO VINEGAR NO LIFE」をテーマに体験ブースを設置。
寿司握り体験(要予約)では、「すしのこ」を使用し、すしの調理衛生指導者の資格である「(AJSA)すしアドバイザー認定証」を持つ社員が、家庭でも簡単かつ手軽に実践できる握り寿司のコツを伝授してくれます。ほかにも、楽しみながらお酢の基礎や効果効能について体感できる「クイズやヘルシー&ビューティーチェック」では、クイズ参加者全員にグッズ、全問正解したお酢マスターには特典を用意しています。
大豆ミートのハンバーガー&包みピザを堪能!/ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」

大手食品加工メーカー「伊藤ハム」が、ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」にて「宴BURGER」ブースを出展。「大豆ミート(ソイミート)」を軸に「大阪らしさ」や「日本の伝統的食材」を加味したハンバーガーや包みピザを提供します。

「ソイミートのOKONOMIYAKI風BURGER」のパティには大豆たん白を使用し、大阪グルメの「お好み焼き」の要素を加え、お好み焼き風にアレンジ、トッピングには、半熟風のオムレツ、紅生姜、あげ玉をトッピングに使っています。
「包みピザ(ソイミートソース)」のミートソースも肉の代わりに大豆たん白を使用、食べやすいワンハンドスナックタイプなのも魅力です。
様々な「いのちの物語」と出会う体験を!/国内・民間パビリオン「住友館」

国内・民間パビリオンの「住友館」では、社会や環境問題への関心を持ち続けてもらうことを目的に、森の中で様々な「いのちの物語」に出会うインタラクティブな体験「UNKNOWN FOREST」や「植林体験」を実施します。

「UNKNOWN FOREST」では、再現された森の中を風の力を宿す冒険のパートナー「ランタン」を片手に、仲間とともに「いのちの物語」に出会うというものです。「ランタン」は、来場者に語りかけたり、森の様々ないのちと共鳴して光を変化させたり、ランタンに誘われて隠れていた生き物たちが姿を現したり、インタラクティブな仕掛けが施されています。
フィナーレの幅約20m×⾼さ約7.5mの「パフォーミングシアター」では、空間に漂う⾵や霧が来場者の感覚を揺さぶり、複層の映像スクリーンと⾳楽・⼈が融合する⼤迫⼒の演出が施されています。
高さ3m超えのメガクレーンも!で遊ぼう!/営業施設「リングサイドマーケットプレイス西2階」


「リングサイドマーケットプレイス西2階」では、アミューズメント事業を運営するワイドレジャーが、「遊んでい館?」をオープンします。言語の壁を超えた「遊びの可能性」をテーマにしています。高さが3mを超える大迫力のオリジナルクレーンゲーム「メガクレーン」、スライムを作ったり、投げたりできる「スライムファクトリー」、ジェラートやパスタなど、九州ゆかりのメニューを楽しめる「Qカフェ」などがあります。ほかにも、100年度の未来の遊びを皆で描く「フューチャーピクチャー」などクリエイティブなコンテンツもあります。
期間:2025年4月13日(日)〜10月13日(月)
場所:リングサイトマーケットプレイス西 2F
時間:9:00〜21:00
「鳥取無限砂丘」で没入型体験をしよう!/国内・関西パビリオン

関西パビリオンにある「鳥取県ゾーン」では、鳥取県のシンボルともいえる、鏡で覆われた六角形の室内に鳥取砂丘の砂を敷き詰め、再現した「鳥取無限砂丘」を設置します。来場者は虫眼鏡型デバイスを使って砂の上を歩きながら探検し、鳥取県の人気作品のキャラクターや観光地・特産品などを探すというユニークな体験ができます。
プロジェクションマッピングも投影され、鳥取の自然や文化、食をテーマにした映像を見ることができます。


また、鳥取県は、人気漫画作品「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる氏、「遥かな町へ」の谷口ジロー氏、「名探偵コナン」の青山剛昌氏の出身地であることから、エントランスには「鬼太郎」、「中原博史」、「江戸川コナン」の立体オブジェクトを設置。「まんが王国とっとりコーナー」では、作家の紹介、海外で出版された作品や貴重なグッズを展示します。
5月から毎日ワイン・ピスコなどの試飲体験あり!チリの魅力に触れよう/海外・チリパビリオン

「チリパビリオン」では、チリの魅力や産業にまつわる20のテーマウィークを展開します。5月12日(月)の「チリのナショナルデー」では、チリの文化の豊かさを示す特別なイベントやプレゼンテーションを実施、翌日の「チリ・フェスト」では、来場者も参加できる音楽・ダンス・文化体験イベントを開催します。そのほか、サーモンやウニなどチリ産の海鮮を堪能できる「海ウィーク」、先住民族の文化を紹介する「先住民族の豊かな文化ウィーク」なども開催されます。
5月からは、毎日午後、1時間限定で、ワイン・ピスコ(ブドウの蒸留酒)・ビールなどの各種アルコールの試飲ができます。
また、表面積242平方メートルもの巨大な手織物「マクン 『Makün』: 人々を包むチリの織物」を展示。パビリオン内は三面の壁に、40メートル以上のスクリーンが展開され、来場者がチリの文化や取り組みを表現する映像を鑑賞できます。
次世代情報通信で未来社会を体験しよう!/EXPOメッセ「WASSE」《North》

総務省が開催する催事「Beyond 5G ready ショーケース」では、次世代情報通信がもたらす未来社会や最先端技術を体験できます。通信の歴史とBeyond 5Gがもたらす未来を映像で紹介する「プロローグシアター」、Beyond 5G が実現した未来の社会・生活を疑似体験できる「未来都市体験エリア+技術体験ブース」、Beyond 5Gの実現に向けて現在開発中の最先端技術を紹介する「技術展示」の3つのZONEで構成されています。

「未来都市体験エリア+技術体験ブース」では、地球から月面基地のロボットをリアルタイムで遠隔操作し月面作業を行う「リモートムーンオペレーション」、海中ロボットを地上から遠隔制御し、海洋環境維持体験ができる「オーシャンクリーニング」などを通じて、Beyond 5Gが可能にする世界を体験できる5つのブースを展開します。
「技術展示」では、地上と宇宙・空・海を電波や光でつなぎ三次元の宇宙通信ネットワークを構築するための研究開発、空飛ぶ基地局「HAPS」を用いて離島や山間部等の通信エリア化が難しい場所にもモバイル通信を提供する研究開発など、10の最先端技術について紹介します。
期間:2025年5月26日(月)~6月3日(火)
会場:大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」《North》
時間:10:00~21:00 ※最終入場は20:00まで
食を通じていのちを考えよう!/シグネチャーパビリオン「EARTH MART」

「食を通じて、いのちを考える」をテーマにしたシグネチャーパビリオン「EARTH MART」。総合プロデューサーは脚本家・放送作家である「小山薫堂」、建築・設計は世界的建築家である「隈研吾」が担いました。


食がいのちであることを見つめ直す「いのちのフロア」では、スーパーマーケットで買い物するような感覚でワクワクしながら、新しい食べ方と向き合う様々な体験ができます。例えば、「一生分のたまご」では、日本人ひとりが一生で食べる卵の数約28,000個を再現、「いのちのカート」では、日本人が食べる約10年分の食材が入るカートをねぶたで制作しています。また、新しい食べ方のヒントに出会う「未来のフロア」では、あらゆる食材を凍結粉砕してパウダー化する「進化する冷凍食」、2050年に開ける樽につけこんだ梅干し「万博漬け」が陳列されている「UMEBOSHI 〜BANPAKU-ZUKE〜2025→2050」などユニークなものばかり。
35歳以下の若手料理人の発掘・応援を目的とした日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」(今回で第12回目)も連動して開催します。最終審査日10月4日(土)には、大阪府内の会場で試食審査を行い、翌日には、「EARTH MART DAY」で授賞セレモニーを行い、若手料理人の頂点に立つグランプリを発表します。
想定来場者数は約2820万人で、参加する国・地域は約160以上とされる大阪・関西万博。今回紹介したパビリオンとその体験はほんの一部。出展している企業・団体、国エリアは多岐に渡り、新しい気づきや発見が多くあるはずですよね。各分野の最新の技術を体感したり、各国グルメを堪能したり、楽しみ方はさまざま。ぜひ足を運んでみて!
※本記事の情報は2025年4月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください
約20年、旅行ガイドの編集・出版に携わってきた日本人トラベルライター。大学卒業後、出版社にて約10年、旅行ガイドの編集・出版に従事。パリ、台湾、などの海外取材、国内は北海道、九州などの取材も数多くこなす。その後、中国・広州に2年ほど駐在妻として暮らし、現地メディアにて経済・旅行ガイド記事で執筆等を担当。帰国後は、ウェブメディアにて編集・執筆を経験。インバウンド、アウトバウンド両方の旅行ガイドの記事制作に携わってきたことが強み。中国政府認定の中国語能力試験HSK6級(最高級)、実用フランス語技能検定試験準1級、英語検定準1級取得。
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