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和歌山県旅行完全ガイド!高野山、熊野古道、那智勝浦など魅力的な観光スポットやおすすめシーズンを紹介

和歌山県旅行完全ガイド!高野山、熊野古道、那智勝浦など魅力的な観光スポットやおすすめシーズンを紹介

公開日: 2025/04/24

比較的温暖な気候で、海あり山ありの自然に恵まれた和歌山県。断崖絶壁の絶景スポット、海沿いの温泉地、マグロ料理、歴史ある巡礼の道など、個性豊かな魅力あふれる観光スポットが点在しています。当記事では、自然が楽しめるおすすめスポット、人気の郷土料理、気候情報おすすめ土産など観光する前に知っておきたい情報をご紹介します!

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目次
  1. 和歌山県とは?人気の秘密と魅力
  2. 和歌山県までの交通手段
  3. 和歌山県に行くならいつがいい?季節ごとの特徴やおすすめの服装など
  4. 【エリア別紹介】「和歌山市エリア」観光スポット
  5. 【エリア別紹介】「高野山エリア」観光スポット
  6. 【エリア別紹介】「白浜エリア」観光スポット
  7. 【エリア別紹介】「熊野古道」観光スポット
  8. 【エリア別紹介】「那智勝浦」観光スポット
  9. 和歌山県で食べるべきグルメ
  10. 兵庫県のお土産
  11. 和歌山県旅行を楽しもう!

和歌山県とは?人気の秘密と魅力

和歌山県の注目ポイント
  • 海沿いの温泉リゾートがある
  • イルカなど動物と触れ合える
  • 和歌山ラーメンやマグロなどご当地グルメを楽しめる
  • 熊野古道&高野山などの世界遺産がある

自然とアウトドア

日本最大の半島である紀伊半島の南西側に位置し、面積の8割以上を山地が占める自然豊かな和歌山県。様々な泉質の温泉が点在しており、海・山両方のグルメを味わえるのも嬉しいポイント。見渡す限り続く山並みや奇岩など、ダイナミックな絶景も点在しています。

1.高野山

標高約1000メートル級の峰々に囲まれた山上の盆地に広がる高野山。弘法大師・空海により開かれた真言密教の修行道場で、「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004年に世界遺産に登録されました117もの寺院が点在しています。荘厳な奥之院の参道は、杉の巨木に囲まれてとても神秘的な雰囲気です。

2.那智の滝(なちのたき)

那智川中流にかかる滝で日本三名瀑のひとつ。垂直の断崖に沿って落下し、落ち口の幅約13m、滝壺までの落差は約133m、流れ落ちる水は三筋に分かれているため「三筋の滝」と呼ばれることもあります。

3.熊野古道(くまのこどう)

熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)を結ぶ巡礼の道。高野山と同じく「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004年に世界遺産に登録されました。森の中を歩くトレッキングコースもあります。

温泉とリラクゼーション

源泉数は関西随一で、南紀白浜温泉、南紀勝浦温泉、川湯温泉、龍神温泉など、和歌山県には、全国区の有名温泉地が数多くあります。

1.南紀白浜温泉(なんきしらはまおんせん)

海辺の温泉で、日本三古湯のひとつとされています。湯崎半島の海岸に湧く7つの温泉を総称して「南紀白浜温泉」と呼ばれています。海辺にある「崎の湯」は、波打ち際にあり、海面とほぼかわらない高さにあります。

2.龍神温泉(りゅうじんおんせん)

日高川沿いにある温泉郷。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で、肌がつるつるになる美肌の湯として知られています。渓谷沿いに風情ある温泉宿が立ち並んでおり、秘境ムードたっぷりです。

3.湯の峰温泉(ゆのみねおんせん)

世界遺産熊野古道の宿場町にある温泉。開湯1800年、日本最古の湯と伝わる歴史ある温泉です。熊野詣の道すがら、湯の峰温泉で、聖地での禊ぎと旅の疲れを癒したそうです。日によって7回もお湯の色が変わるといわれている天然温泉の岩風呂「湯の峰温泉 つぼ湯」は参詣道の一部として世界遺産に登録されています。

4.南紀勝浦温泉(なんきかつうらおんせん)

和歌山県那智勝浦町にある、海沿いに位置する温泉地。177もの源泉があり、その数は和歌山県内一(平成30年3月現在)。海に面した「勝浦温泉」、ゆかし潟のほとりにある「湯川温泉」があります。那智山や那智の滝、熊野三山への拠点ともなる温泉地です。

歴史と文化

和歌山県には、歴史ある街並みを残す街、歴史的建造物、世界遺産に登録されている参詣道など、歴史的、文化的にも価値のあるスポットが点在しています。

1.熊野三山

紀伊半島南部の「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の三つの神社の総称で、それぞれが、20~40キロの距離離れて点在しており、「熊野古道(くまのこどう)」によって結ばれています。浄土信仰の聖地として崇められ、江戸時代には一般庶民が熊野詣に訪れました。

2.高野山(こうやさん)

弘法大師・空海によって開かれた真言密教の修行道場。山々に囲まれた標高約900メートルの山上に、117もの寺院が立ち並んでいます。そのうち約50の寺院では、精進料理を提供していたり、宿泊できたり、修行体験を受け入れています。

3.和歌山

虎伏山の頂上にあり、白亜の三層からなる大天守閣がシンボルの和歌山城。豊臣秀吉が弟の秀長に築城させたのが始まりです。
天守閣の内部は資料館になっており、徳川家の貴重な資料を展示しています。

郷土料理とお酒

海の幸・山の幸に恵まれた和歌山県和歌山ラーメンや鯨料理など和歌山ならではの郷土料理もたくさんあります。また、和歌山県は昔から「木の国」と呼ばれ、その森林と山並みが良質な水をもたらしていることから、地酒も豊富にあります。

1.海の幸
●鯨料理

紀南地域にある太地町(たいじちょう)は日本屈指の捕鯨の町。鯨カツ、竜田揚げなど食べ方はいろいろありますが、おすすめは刺身。鯨の肉と皮を薄く切って、合わせていただきます。「道の駅 たいじ」など鯨料理を提供するレストランがあります。

●那智勝浦のマグロ

日本有数のマグロの水揚げ量を誇る勝浦漁港。近海で獲れたマグロはマイナス1度前後で保存され、鮮度をキープしたまま、港へ運ばれてきます。中トロ、赤身、ネギトロ丼などどれも鮮度抜群です。

2.山の幸・伝統食
●めはり寿司

塩で漬けた高菜で大きなおにぎりをくるんだおにぎり。漁業や林業が盛んな県南部地域で、漁や山仕事の合間に、食べられてきました。具は高菜の茎やカツオ節、梅干しなど。

●茶がゆ

白米を水で炊いた「白粥」に対し、ほうじ茶や番茶で炊いた「茶粥」。「少ない米でも満腹になれる料理を作らねば」と生み出された郷土料理です。和歌山では親しみを込めて、「おかいさん」と呼ばれることもあります。

●柿の葉寿司

すし飯に具材をのせて、紅葉した柿の葉で包んだもの。柿の葉には、抗菌・抗酸化作用のあるタンニンが多く含まれていることから、葉で巻くことで保存がきくようにしていたと伝わります。具材には、熊野灘から紀の川上流まで船で運ばれたサバやカチエビの甘辛煮などの海産物のほか、しいたけ、かまぼこ、油揚げ、卵などが使われます。

和歌山の地酒
平和酒造(海南市)の「紀土(きっど)」:フルーティーな香りを楽しめます。初心者にも飲みやすいです。

名手酒造(和歌山市)の「黒牛(くろうし)」:上品な香りが特徴。コクがあって旨味しっかり。

世界一統(和歌山市)の「南方(みなかた)」:スッキリとしたキレと米のうま味が特徴。

4. 梅酒も有名!

梅の産地として知られる和歌山県は梅酒も有名です。甘口から濃厚、スパークリング梅酒までさまざま揃っています。

和歌山県までの交通手段

東京からのアクセス方法

東京から和歌山県へは、空路、鉄道、高速バスの3つの方法があります。和歌山県には新幹線の駅はなく、新幹線を利用する場合は、隣の大阪府にある「新大阪駅」を拠点にしましょう。高速バスの場合は、和歌山駅までの直通バスもありますが、高速バスで大阪駅まで行き、そこから和歌山駅へアクセスする方法もあります。

・鉄道(一例)
東京駅―JR新幹線のぞみー新大阪駅―JR特急くろしお―和歌山
所要時間:約3時間32分
料金:約16,280円(片道・自由席)

・飛行機(一例)
羽田空港―南紀白浜空港(熊野白浜リゾート空港
所要時間:約1時間10分
料金:約26,115円~

・夜行バス(一例)
東京駅鍜治橋駐車場→JR和歌山駅西口(ウィラーの場合)
所要時間:約9時間40分
料金:約7,800円

大阪からのアクセス方法

和歌山駅へ
・鉄道(一例)
大阪駅―JR特急くろしおー和歌山
所要時間:約1時間2分
料金:約2,830円

高野山駅へ
・鉄道(一例)
大阪駅―JR大和路快速ー新今宮駅―南海特急こうやー極楽橋駅―南海高野山ケーブルー高野山
所要時間:約1時間53分
料金:約2,460円

白浜駅へ
・鉄道(一例)
大阪駅―JR特急くろしお―白浜
所要時間:約2時間28分
料金:約5,940円

南紀白浜リゾート空港からのアクセス方法

和歌山駅へ
・鉄道(一例)
南紀白浜空港―明光バス―白浜駅―JR特急くろしおー和歌山
所要時間:約1時間50分
料金:4,530円園

・バス(一例)
南紀白浜空港―明光バスーJR白浜
所要時間:約20分
料金:約360円

南紀白浜空港―明光バス快速熊野古道3号―熊野大社本社
所要時間:約2時間20分
料金:約2,500円

和歌山県に行くならいつがいい?季節ごとの特徴やおすすめの服装など

和歌山県の春(3〜5月)

晴れた日は、日中は過ごしやすく、観光ベストシーズンです。しかしエリアによって違いがあり、特に高野山や龍神温泉など標高が高いエリアは、朝晩は5〜10℃くらいに冷えることもあります。

2024年和歌山の平均気温(気象庁)
  • 3月:9.9
  • 4月:17.4
  • 5月:19.2

3月は、平均最高気温は14度、平均最低気温は6.1度。朝晩は肌寒い日が続きますが、下旬になると、日中は日が出れば、ぽかぽか陽気の過ごしやすい日も増えてきます。屋外を観光する際は、3月上~中旬は、冬物の上着が必須。下旬になると、ジャケットやトレンチコートなど軽めの上着でOK。その下には、脱ぎ着できるようなカーディガンなどがおすすめです。

4月は、平均最高気温は21.6度、平均最低気温は13.8度。3月と比べると、かなり暖かくなり、観光ベストシーズンに。市街であれば、3月下旬~4月上旬にかけて、桜が満開に。標高が高い高野山などは、例年4月中旬ごろが見ごろになります。逆に熊野古道にあるクマノザクラは、早咲きの桜で、3月中~下旬ごろに見頃を迎えます。日中は、上着を脱いでも快適な日もありますが、寒暖差があり、朝晩は冷える日も多いので、カーディガンや薄手のジャケットは持ち歩きましょう。

5月は、平均最高気温は23.8度、平均最低気温は14.9度。新緑が美しく、気温は安定し、晴天の日は深呼吸したくなるほど、すがすがしい日もあります。春は湿度も低く、白浜や勝浦、潮岬などで感じる海風はとても爽やかです。日中は半袖でちょうどよいくらい暖かくなる日もありますが、カーディガンや薄手のアウターなどは持参しましょう。

和歌山県の夏(6〜8月)

いよいよ夏。南国感たっぷりの海辺と、涼しく感じる山間エリア。エリアによって気候が異なります。湿気が高く、じめじめと感じる日も多くあり、慣れていないと不快に感じるかもしれません。特に7~8月は水分補給を忘れずに、帽子サングラスは必需品です。

2024年和歌山の平均気温(気象庁)
  • 6月:23.4度
  • 7月:29.1度
  • 8月:30.1度

6月は、平均最高気温は27.6度、平均最低気温は20.3度。雨の日が増え、湿度が高く、むしむしした日が続きます。海沿いでは、海風が心地よく快適に感じる日もあります。中~下旬は、半袖でOKですが、雨が降った後などは、少し涼しく感じることもあるので、上着は持っておくと安心です。

7月は、平均最高気温は32.9度、平均最低気温は26.2度。7月中~下旬に梅雨が明けるといよいよ本格的な夏の季節。晴天の日が多くなりますが、突然雨雲が来てゲリラ豪雨になることもあります。服装に関しては、6月同様、半袖でOK。リネン素材など通気性のよい素材を選ぶとよいでしょう。日差しが強くなるので、帽子・日傘・サングラスで日差し対策を。


8月は、平均最高気温は34.9度、平均最低気温は26.6度。猛暑日も増え、厳しい暑さが続きます。夜になっても気温が25度を下回らない熱帯夜の日も。白浜・串本など南部は実際の気温以上に暑く感じる日が多くありますが、逆に高野山などの山間部は街中より涼しく感じることも。8~9月は、白浜・串本・那智勝浦といった海沿いの南紀エリアは、台風の通り道になります。南紀エリアに行く予定がある場合は、こまめに天気予報をチェックしておきましょう。また、高野山熊野古道といった山間部も、台風による土砂災害や通行止めなどに注意しましょう。

和歌山県の秋(9〜11月)

9月はまだ暑い日が続くこともありますが、徐々に涼しくなり、過ごしやすく観光におすすめの時期です。紅葉狩りや温泉も楽しめる季節です。

2024年和歌山の平均気温(気象庁)
  • 9月:28.1度
  • 10月:21.8度
  • 10月:21.8度

9月は、平均最高気温は32.2度、平均最低気温は24.8度。9月になっても、まだまだ暑い日が続きます。服装は、Tシャツ、短パンでOK。日差しもまだ強いので、帽子や日焼け止めは必須です。また、引き続き9月も台風到来シーズンなので、天気予報は事前に確認しておきましょう。

10月は、平均最高気温は25.9度、平均最低気温は18.4度。10月に入ると、ぐんと涼しく感じる日が増えます。空気がカラッとしており、さわやかな秋晴れの日が多くあります。街中では紅葉はまだまだ先ですが、高野山熊野古道など山間部では少しずつ紅葉がスタート。長袖、長ズボンをベースに、脱ぎ着できるカーディガンなどが役立ちます。

11月は、平均最高気温は19.1度、平均最低気温は11.6度。朝晩はぐんと肌寒くなりますが、上旬であれば、昼間は穏やかな陽気で過ごしやすい日もあります。高野山・龍神温泉熊野古道では、紅葉が見ごろに。服装に関しては、特に山間部に行く場合は、日中は、セーター・長ズボン、上着は厚手のコートやジャケット必須です。山間部でなくても、下旬になると、セーター、マフラー、厚手のコートが必要なくらい寒い日も増えます。

和歌山県の冬(12〜2月)

山間部と海沿いを中心とした南部エリアでは、気候が異なります。山間部は、冷え込みが強く、積雪することも。南部エリアは、雪はほとんど降りません。

2024年和歌山の平均気温(気象庁)
  • 12月: 8.7度
  • 1月:7.2度
  • 2月:8.8度

12月は、平均最高気温は12.4度、平均最低気温は5.1度。上旬であれば日中は穏やかでさほど寒さを感じない日もありますが、山間部では、朝晩かなり冷え込み、積雪や路面凍結することもあります。積雪があれば、高野山では冬らしい雪景色が広がります。服装に関しては、ダウンコートまたは 厚手のウールのコートを。手袋・マフラー・帽子・ホッカイロ・機能性防寒下着といった防寒対策アイテムを持参すると安心です。

1月は、平均最高気温は11.1度、平均最低気温は3.6度。一年のうちで最も寒い時期といえます。海沿いは晴れれば。暖かく感じる日もありますが、朝晩は冷え込みます。高野山や山間部は引き続き、積雪・路面凍結に注意を。

2月は、平均最高気温は12.5度、平均最低気温は5.5度。寒い日が続きますが、下旬になると、少しずつ春の気配を感じる日も増えてきます。· 和歌山県みなべ町にある日本最大級の梅の名所「南部梅林」では梅が開花します。幻の高級魚であるクエを使った、やみかんやポンカンといった紀州の柑橘類が美味しい季節です。

【エリア別紹介】「和歌山市エリア」観光スポット

和歌山城(画像素材:PIXTA)
和歌山城(画像素材:PIXTA)

和歌山県の北部にあり、和歌山県の県庁所在地。和歌山城の城下町として発展し、和歌山県一の賑わいのある町です。市内にはご当地グルメ・和歌山ラーメンの人気店が点在しています。また、一足伸ばせば、猫の駅長がいることで知られる和歌山電鐵貴志駅や、無人島・友ヶ島などがあります。

和歌山城

和歌山市のシンボル。天守閣は、白亜の三層からなり、天守閣からは、和歌山市街や周辺の山々、紀伊水道までを見渡すことができます

貴志駅

JR和歌山駅から出発する和歌山電鐵貴志川線に乗車し、約32分。駅長の帽子をかぶった猫駅長がいることで有名になりました。伊太祈曽駅にもいます。また、三毛柄の座席や、正面に猫のひげなどが描かれている「たま電車」、貴志駅周辺の特産品であるイチゴをモチーフにした「いちご電車」などラッピング電車も走っています。

【エリア別紹介】「高野山エリア」観光スポット

高野山金剛峯寺(画像素材:PIXTA)
高野山金剛峯寺(画像素材:PIXTA)

1200年以上の歴史を誇る真言密教の聖地。宿坊に止まったり、精進料理を食べたり、高野山でしかできない体験があります。

金剛峯寺

山のほぼ中央に位置する高野山真言宗の総本山。松と鶴が描かれたふすま絵がある「大広間」や境内には、約2,340㎡もの美しい石庭「蟠龍庭」があります。

奥之院(おくのいん)

弘法大師が眠る場所。約2キロにわたって続く参道があり、20万基もの諸大名の墓石や記念碑、供養塔が並び立っています。武田信玄や織田信長、上杉謙信など著名な戦国武将の供養塔もあります。

【エリア別紹介】「白浜エリア」観光スポット

南紀白浜(画像素材:PIXTA)
南紀白浜(画像素材:PIXTA)

南国ビーチと青い海が映えるエリア。「南紀白浜温泉」は、日本三古湯にも数えられ関西屈指の温泉地です。4頭のジャイアントパンダ(※)がいることで知られる「アドベンチャーランド」のほかに、海鮮グルメ、海辺の絶景など、魅力がたくさんあります。

(※)2025年6月末ごろに中国に返還予定

南紀白浜温泉

飛鳥奈良時代から知られる温泉地。海岸沿いに温泉施設や温泉宿が集まっています。

白良浜

白浜」という名の由来にもなった延長約620mの白砂の浜。夏は海水浴やビーチスポーツが楽しめます。ビーチサイドには海を望むカフェやレストランがあります。

円月島(えんげつとう)

海の上に浮かぶ、高さ約25メートル、南北約130メートル、東西約35メートルの島。島の中央に丸い海食洞が空いていることから、「円月島」と名付けられました。昼間は海の青色、岸壁の白色、そして島にある木々の緑色のコントラストが美しく、夕景も必見です。

三段壁(さんだんべき)

南北約2㎞にわたって続く断崖絶壁。展望台からは高さ50~60メートルの崖からは、岩肌に波が激しくぶつかるダイナミックな光景を見下ろすことができます。サンセットの時間帯に訪れるのもおすすめです。

  • 三段壁
    • 住所 649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町三段2927-52
      地図をみる
    • 最寄駅 白浜 駅 (JR 紀勢本線 / JR きのくに線)
      徒歩27分
    • 電話 0739-42-4495

アドベンチャーワールド

動物園水族館、遊園地が一体となったテーマパークです。特にパンダ(※)の飼育で有名で、家族連れやカップルに人気の観光スポットです。

(※)2025年6月末ごろに中国に返還予定

【エリア別紹介】「熊野古道」観光スポット

熊野古道(画像素材:PIXTA)
熊野古道(画像素材:PIXTA)

熊野三山をはじめとした、紀伊山地の聖地を結ぶ巡礼の道。熊野三山と呼ばれる「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」を参拝しましょう。熊野本宮大社近くの山間に沸く「湯の峰温泉」「川湯温泉」「渡瀬温泉」の3つの温泉地の総称「熊野本宮温泉郷」もぜひ立ち寄って。

中辺路(なかへち)

いくつかのルートがある熊野古道のうち、「中辺路」は、多くの人が歩いたルートです。「田辺」から山中には飯利「熊野本宮大社」に向かい、途中には古い村落や美しい自然景観が広がります。

大門坂(だいもんざか)

中辺路の終着地。樹齢約800年の夫婦杉がそびえ、木々に囲まれた霊験あらたかな空気を感じられるスポット。

  • 大門坂
    • 住所 649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
      地図をみる
    • 最寄駅 紀伊勝浦 駅 (JR 紀勢本線 / JR きのくに線)
      バス19分
    • 電話 0735-52-5311

大辺路(おおへち)

比較的平坦な道で、初心者にもおすすめです。「紀伊勝浦」から「熊野那智大社」へ続き、途中には美しい海岸線と自然が広がります。

那智の滝

日本三大名瀑の一つで、落差133メートルの滝。一段の滝としては日本一の落差を誇ります。那智大社と滝は世界遺産にも登録されています。近くの「滝見台」からは滝を間近で見ることができ、その迫力に圧倒されます。

【エリア別紹介】「那智勝浦」観光スポット

生マグロの水揚げ量が日本有数といわれる港町「那智勝浦」では、マグログルメを堪能しましょう。古くから捕鯨で栄えたくじらの町・太地では、クジラやイルカとふれあうことができるスポットもあります。

勝浦温泉

海辺にある温泉。送迎船で渡って訪れるユニークなホテルや洞窟の中に湯が沸く名物風呂がある温泉宿など個性豊かな宿があります。

太地

リアス式海岸の岬や半島が続く地。古くから捕鯨で栄えてきました。クジラやイクラと触れ合うことができる施設があります。

和歌山県で食べるべきグルメ

和歌山ラーメン

「まろやかなとんこつ醤油系」と、「さっぱりしてコクがある醤油系」があります。チャーシュー、メンマ、かまぼこなど昔ながらの具材とともにいただきます。麺はこしがあるストレートの細麺。

紀州の梅干し

和歌山は梅の産地として有名で、程よい酸味と塩分が絶妙で、白ご飯との相性が抜群。梅干しを使った料理やお土産も多く、梅のソフトクリームなど、梅を使ったスイーツも人気

柑橘類

比較的温暖な気候な和歌山県は、みかんの産地としても知られています。温州みかん、八朔、デコポンなどさまざまな品種のみかんがあります。ジューシーで甘みが強いです。みかんの季節には新鮮なみかんをそのまま食べたり、みかんジュースやみかんゼリーなども人気です。

マグロ

勝浦漁港は生マグロの日本有数の水揚げを誇ります。新鮮なマグロの刺身寿司のほかにも、鮪中とろかつ丼、まるご石焼ゆっけなどもあります。紀伊勝浦駅周辺には、マグログルメを提供する飲食店があります。

南高梅を使ったスイーツ

梅の最高級ブランド「南高梅」を使ったスイーツ和歌山の特産物。梅を使ったケーキや梅酒のスイーツ、梅のジャムなどが人気です。

兵庫県のお土産

和歌山のインスタントラーメン

和歌山ラーメンの特徴的な醤油ベースのスープや中太麺を、インスタントラーメンとしてお土産にすることができます。
「井出商店」や「丸田屋」**などの有名店のラーメンがインスタント化されており、自宅で和歌山の味を楽しめます。

南高梅を使ったスイーツ

南高梅は和歌山県の特産梅として有名で、梅を使った梅ケーキや梅のゼリーなども人気のお土産です。甘酸っぱい梅の風味が活きたお菓子がおすすめです。

紀州梅干し

和歌山県と言えば「梅干し」。酸味と塩味が絶妙なバランスで、最高級とされる「南高梅」という品種が特に有名です。梅酒や梅ジャムなど、梅の加工品も豊富に揃っています。

有田みかん

和歌山はみかんの産地としても有名で、特に有田みかんは甘さと酸味のバランスがよくとてもジューシー。みかんジュースやみかんゼリーなど、加工品もお土産にぴったりです。

紀州漆器(きしゅうしっき)

和歌山県海南市の北西部にある黒江地区を中心に作られている漆器。お椀やお皿などがあり、高級感もあり、特別な贈り物におすすめです。

和歌山県旅行を楽しもう!

海・山に恵まれた和歌山県には、海辺の温泉リゾート、世界遺産高野山熊野古道、そして、動物園水族館、遊園地が一体になったテーマパーク「アドベンチャーワールド」など、個性豊かな観光スポットが点在しています。海も山もそしてタウンも楽しめる和歌山県、大阪から一足伸ばしてぜひ訪れてみて!

※本記事の情報は2025年3月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

Written by:
木村かおり
木村かおり

約20年、旅行ガイドの編集・出版に携わってきた日本人トラベルライター。大学卒業後、出版社にて約10年、旅行ガイドの編集・出版に従事。パリ、台湾、などの海外取材、国内は北海道、九州などの取材も数多くこなす。その後、中国・広州に2年ほど駐在妻として暮らし、現地メディアにて経済・旅行ガイド記事で執筆等を担当。帰国後は、ウェブメディアにて編集・執筆を経験。インバウンド、アウトバウンド両方の旅行ガイドの記事制作に携わってきたことが強み。中国政府認定の中国語能力試験HSK6級(最高級)、実用フランス語技能検定試験準1級、英語検定準1級取得。

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