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日本に旅行に来て気が付くのは、自動販売機が多いこと。販売されている飲み物はどれも美味しそうに思えて、ついついコインを入れてしまう。実はこの自動販売機の多さには、きちんとした理由がある。東京にある自動販売機管理会社「八洋」を取材し、日本に自動販売機が多い理由を伺った。
1)日本は治安がいい!
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自動販売機を道路や公園など の公衆に設置されていても、壊されることがめったにない。
2)残業が多く忙しい日本の会社員には、すぐに購入できる自動販売機は便利!
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東京の街を歩いていて、街行く人々の歩くスピードに驚く人も多いはず。出勤前や残業の後、多くの会社員はコンビニに行く時間すらない人も多い。そこで、わざわざコンビ二まで出向く必要もレジに並ぶ必要もない、自動販売機が重宝されるようだ。
3)一般の人も自販機設置の営業マンになれる
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あまり広く知られていないことだが、一般の人であっても、自動販売機会社に連絡し、申請が通ると、設置となることがある。採用されると、設置手数料が貰えるそうで、その金額はなんと数万円のところもあるとか。「適切な場所を見つけて、審査が通ればお金が貰える」というオドロキのシステムに魅力を感じ、副業として稼いだ人もいたという。なお、2017年現在日本の自動販売機の設置場所は飽和状態とのこと。
4)自動販売機の管理システムが整っている
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日本の自動販売機の横には必ずと言っていいほど、リサイクルボックスが設置されている。これは自動販売機周辺の美化のため。自動販売機の設置が増えれば増えるほど、問題となるのはその管理体制。日本には自動販売機の管理や運営を担う専門の会社が数多く存在する。自動販売機のメンテナンスから商品の補充、リサイクルボックスの設置などを管理している。街中の自動販売機が綺麗なのもこの管理会社のおかげなのだ。
5)ワンコインで気軽に買えた時代がありました
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2017年現在、自動販売機で飲み物を買おうとすると、コーヒーなどの190mlサイズのものは130円、お茶やジュースなど500mlのものは160円が一般的だが、ひと昔前は、百円玉ひとつで購入できた。この手軽さから自動販売機の普及に繋がった。その後、消費税が3%、8%と引き上げられ、現在は百円玉ひとつというわけにはいかないが、電子マネーの普及もあり、レジに並ばないで済む「手軽さ」は変わらない。
自動販売機の使い方
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日本の自動販売機は冷たい飲み物を提供しているものがほとんどだが、冬には温かい飲み物を提供する自動販売機が増える。赤色で「あたたかい」と表記されている飲み物は温かく、青色で「つめたい」と表記されている飲み物は冷たい。10円から500円までの通貨、紙幣は1000円札の使用が可能な自動販売機が一般的。近年は電子マネー対応の自動販売機も増えており、お財布からお金を出すことなく、カードタッチで購入でき、とても便利で利用者も多い。
番外編!自動販売機でオススメの飲み物3種
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冬のシーズン、コーヒーとお茶以外でよく売れるのが、「コーンポタージュ」と「おしるこ」。コンビニではあまり見かけないが、自動販売機ではよく見かける定番商品。中身や味は一体どうなっているのか、実際に飲んでみた。
「コーンボタージュ」
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これは予想以上に美味しい。レストランでいただくスープの味に近い。内容量は190mlで一般的な缶飲料と比べ、容量は少ないのだが、コーンの粒が10個以上入っていた。缶でスープを飲むのは不思議かもしれないが、寒い冬に手軽に温かいコーンポタージュが飲めるのは幸せだ。
「おしるこ」
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コーンボタージュと比べると、あずきの粒は少ないが、美味しい。牛乳で割って飲むのもおすすめ。日本の牛乳は濃厚なので、最高の小豆ミルクが出来上がる。
不二家の桃ジュース「ネクター」
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この不二家の桃ジュース「ネクター」は果汁30%、甘さが丁度よく、美味しい。炭酸水を買って、高級感のある桃サイダーを作ってもよし。
自動販売機で飲み物を買おう
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スーパーやコンビニでは取り扱いのない自動販売機限定の商品も多いので、訪日旅行中、もし気になる飲み物見つけたら迷わず購入を。どんな自動販売機に出遭えるかは、運次第。あなたもぜひ自動販売機に注目してみては。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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