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東京の主要エリアには、日本最大手のゲームセンターのひとつ、タイトーステーションを見かける。赤と白のロゴとスペースインベーダーのキャラクターの看板が目印だ。タイトーという企業名を知らなくても、おそらく一度はそのゲームで遊んだことがあるはず。1978年に登場し世界的にブームを巻き起こしたアーケードゲーム、スペースインベーダーや、1986年に登場したバブルボブルなどを開発したタイトーは、意外なことにユダヤ系ロシア人のビジネスマン、ミハエル・コーガン氏が1953年に創業した日本のゲーム会社だ。
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最新のアーケードゲームやプライズゲーム、プリクラ(写真シール機)など豊富なラインナップを誇るタイトーステーション。
いずれのゲームも手頃な価格でプレイでき、支払いは日本円だけでなく日本の電子マネーでもOK。なかにはクレジットカードに対応したATMや、外貨両替機まで用意されているゲームセンターもある。今回は、新宿駅から歌舞伎町方面へ徒歩約2分の場所にあるタイトーステーション 新宿東口店に訪れてみた。最新の人気ゲームはもちろん、昔懐かしいゲームまで揃っていたのには感動の一言だった!
クレーンゲーム

ゲームセンターの一番人気は「クレーンゲーム」。「これをやらなければゲームセンターで楽しんだ気がしない」という日本人は多い。アーケードゲームとしておなじみの、ジョイスティックを操って賞品を得るこのゲーム、一見簡単そうだが、正直言って私はとても下手だ。
海外ではすっかりクレーンゲームの人気は衰えたように感じるが、日本ではいまなお支持が高く、どのゲームセンターにも複数台、置かれている。通常はゲームセンターの入り口に設置されており、かわいいく豪華な賞品が幅広い世代の心を引きつけている。
「クレーンゲーム:1プレイ100円」
(機種により料金が異なる)
和太鼓ドラマーになってみよう
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次にプレイしたのは個人的に昔から大好きなゲームのひとつ、「太鼓の達人」。このゲームはプレイヤーが選んだ曲に合わせて、伝統的な和太鼓を叩くことができるもの。選べる曲はJ-POPからアニソン、クラシックなど、ジャンルも多岐にわたる。
ルールは簡単。指定されたエリアを音符が通ったら、太鼓を叩くだけだ。音符は丸印で示され、赤い丸は太鼓の真ん中を「ドン」と叩き、青い丸は太鼓の縁を「カッ」と鳴らすサインとなっている。また両方の色が出てきたら、一致する箇所で両手を使って叩くこと。さらに黄色の丸はドラムロールを意味しており、太鼓のどの部分でも好きなだけ叩けばOK。また、もし風船のついた赤い丸が示されたら、太鼓の真ん中を迅速に連打して風船を破裂させよう。
レベルは初級から上級まで複数ある。私自身、初心者レベルは問題なくクリアできたが、中級レベルはやや苦戦した。汗をかくことを気にしないのであれば、最低一回は上級コースに挑戦することをおすすめしたい。また、特に友達と対戦するのは楽しいものだ。「太鼓の達人」は一人でも対戦モードでも遊ぶことができ、グループで遊びに行ったらトーナメント式で遊ぶのもいいかもしれない。
「太鼓の達人:1プレイ200円」
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
あなたもガンダム操縦士になれる!
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続いては、今回が初プレイとなるゲーム「機動戦士ガンダム 戦場の絆」を体験してみた。このゲームは最も有名な日本のロボットアニメシリーズでひとつである「機動戦士ガンダム」を題材としたもの。プレイヤーはP.O.D(パノラミック・オプティカル・ディスプレイ)とよばれる操縦席型のブースに入り、ガンダムの操縦士になりきることができる。
私自身、ガンダムに関する知識は乏しかったものの、モビルスーツを操縦して戦うという体験は興奮しきりだった。今回はチュートリアルで基本操作を学んだ後に、2回も連続してプレイした。思ったより上手にできたとは思うが、無我夢中だった。P.O.Dの中にいると、本当に戦闘をしている感じを味わえる。
「機動戦士ガンダム 戦場の絆:1プレイ300円」
©創通・サンライズ
ファイター魂に火をつけろ!
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次に2つのまったく違うタイプのファイティングゲームをプレイしてみた。一つ目は個人的に昔から大好きな「鉄拳」。私が初めてこのシリーズと出会ったのは、兄の自慢の初代プレイステーションで遊んだ90年代まで遡る。
年月を経ていくつかの違うバージョンをプレイしたこともあるが、最後にプレイしたのは数年前だっただろうか。今回は最新版の「鉄拳7 FATED RETRIBUTION」をプレイしてみた。新キャラが追加されていたり、背景が新しくなっていたりはしたものの、基本的な設定や操作方法は変わっていなかった。
「鉄拳7 FATED RETRIBUTION:1プレイ100円」
TEKKEN™7 FATED RETRIBUTION & ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
©CAPCOM U.S.A., INC. ALL RIGHTS RESERVED.
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続いてプレイした「ソニック ブラスト ヒーローズ」もファイティングゲーム。
このゲームは、ジョイスティックやボタンの代わりに、ボクシンググローブをはめてパンチングバッグを殴るというプレイ方法。一回のパンチでどれだけの威力を込められるかが勝負なので、とにかく全力を出し切ってみよう。このゲームの面白さは、殴る相手を選べること。例えば泥棒やトレーラートラック、クラーケン(タコの化け物)など、選択肢も幅広い。なかでも私にとって魅力的な相手は恐竜だった。両手にグローブをはめて、襲ってくるティラノザウルスにパンチをお見舞いしてやると、近くにいたスタッフが「グローブは片手だけで十分ですよ」と教えてくれた。しかし、私はどうしても両手にはめたかった。
スタッフは「両手にはめてもOKだ」と言ってくれ、続いてもう一発パンチしてみた。自分としては会心の一撃だったつもりだが、残念ながら次のラウンドには進めなかった。しかし気分的には恐竜をノックアウトできたので、大満足だった。
「ソニックブラストヒーローズ:1プレイ200円」
リズムをつかめばあなたもプロダンサー!
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リズムに乗って踊ることが好きな人向けに、リズム&ダンスのゲーム専用エリアがこのゲームセンターにはある。このジャンルの中でも最も有名なのは「ダンスダンスレボリューション」(DDR)だ。ダンスとゲームの組み合わせで楽しさも2倍のこのゲームは、今や定番のひとつ。遊び方はスクリーンに映し出されるリズムに合わせて足元のタイルを踏むといったものだ。
選択できる曲も豊富で、それぞれ異なるリズムを追わなければいけないので、このゲームに飽きることはおそらくないだろう。特にダンスが得意でなくてもDDRの達人にはなれるが、さらにこのゲームにハマり込みたかったら、ぜひステップに工夫をしてみよう。
それによって得点がアップするわけではないが、ほかのお客さんや友達の注目の的になることも。
またDDRは、自分に見合ったレベルを選ぶことができるのでダンスの才能はなくても初級レベルであれば、簡単に楽しめるはず。また2プレイヤーで遊ぶこともできるので、友だちとダンスコンテストをしても面白いかもしれない。
「Dance Dance Revolution:1プレイ100円」
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リズムゲームの中には、足をまったく動かさないでプレイできるものもある。その一つが「jubeat」だ。選んだ音楽に合わせて光る4×4のグリッドで構成された正方形をタップするといったもの。
「jubeat:1プレイ100円」
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「グルーヴコースター」もリズムゲームの一種。このゲームは目の前の画面に音と色、光などがローラーコースターのように駆け巡り、プレイヤーは曲に合わせて出現するターゲットをコントローラーを操ってタップするという、少々複雑な遊び方だ。慣れるまでに時間はかかるが、その分ハマり度も高い。
「グルーヴコースター:1プレイ100円」
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熱狂的ゲームファンはもちろん、普通に好きだという人、あるいはゲームセンターに足を踏み入れたことがない人にとっても、タイトーステーションは気軽かつ最高にワクワクするスポットだ。
ぜひ日本に観光に来たらゲームセンターへ!
掲載取材協力:タイトーステーション 新宿東口店
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TAITO STATION Shinjuku East Exit
- 住所 3-22-7 Shinjuku Shinjuku-ku Tokyo 160-0022
アメリカのマサチューセッツで育ち、新たな冒険と、おいしい緑茶を探しに日本へやってきました。様々なことを追求し、そして書くことを通じて、大都市・東京で私だけの生き方をみつけることができました。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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