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日本のコンビニやスーパーに足を踏み入れると、キットカットやポッキーなど世界でも名の知れたお菓子から、日本以外では見たことのないお菓子まで、その種類豊かなで興味深いお菓子の数々に心躍らせてしまうこと請け合い。でも実際にどんなお菓子が扱われているのでしょうか。今回 LIVE JAPAN 編集部では、お菓子の専門店・おかしのまちおかにて取材を敢行。日本ならではなユニークなお菓子の中でも特に人気の品々をご紹介頂きました。
パート1:日本ならではのお菓子
1.梅
ほどよい塩気と独特の味わい深さで嗜好品として知られる梅。特に日本では梅干しとしておにぎりなどでも親しまれ、どんな場面においても絶妙な存在感を放つのが梅。前項でも多くお菓子にも多く用いられている。
チョロギ (ムラオカ)
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チョロギはシソ科の根菜で、塩漬けにしたり、茹でたりして食べられる。健康食品としてもしられ、漢方に用いられることもある。お酒のおつまみにも嗜好され、そんなチョロギがお菓子になった逸品で、一度食べ始めるとなかなか止められない中毒性。
男梅グミ (ノーベル)
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グミの食感に梅本来の味わいと本格的な梅の深い味わいが特徴の男梅グミ。このまるで梅の酸っぱさと旨味を濃縮したような梅感、癖になること請け合いだ。
2.海藻類
海藻類は日本では非常に頻繁に食べられるもの。お菓子にもなって味わいや食感豊かに楽しまれることもしばしば。海藻類と一口に言ってもその種類はさまざま。
茎わかめ 梅 (カンロ)
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―わかめ:おそらくもっとも広く知られた海藻で、海藻の中では硬いものと分類されることが多い
―茎わかめ:わかめの茎の部分
―めかぶ:わかめの根本部分でひだ上になっている部分、ぬめり気がその特徴
三陸茎めかぶ 梅しそ味 (壮関)
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ラーメンやお寿司の軍艦巻きで海苔を口にしたこともある人も多いはず。わかめも海苔と同様に海藻なので、恐れずにぜひ一度食べてみて欲しい。こうしたお菓子は爪楊枝が付属してくることもあるので、食べやすいのも嬉しい。
海苔と紀州梅のはさみ焼き (カンロ)
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こうして海藻類はさまざまな形でお菓子として日本で親しまれている。味わいや食感も商品ごとに異なったりして一辺倒に過ぎないおいしさ・楽しさもその魅力。予想だにしなかった美味しさに虜になってしまうこと請け合いだ。
3.わさび
からしやマスタードとも似て非なる強い刺激をもつ香味を持つわさび。チリソースなんかの辛味ともまた異なり、舌にくる辛さではなく鼻にツーンと沁みる辛味がわさびの最大の特徴。
亀田の柿の種 わさび
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わさびのり太郎 (菓道)
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わさびは近頃特に多くのお菓子に用いられるようになっているが、その先駆け的な存在がこちら、わさびのり太郎。魚肉のすり身を題材に、しょうゆ、みりんなどで味付けしたもので、実際にわさびは使用されていないが、パッケージの名の通り、ツーンとひろがる美味しさが絶品。サイズ感もほどよく、日本らしいお土産としてもぴったりだろう。
4.きなこ
きなこは大豆を炒って皮をむき、挽いた粉だが、その香ばしさと食物繊維豊富な特長で多くの日本人から愛される。だんごやもちなどの味付けとしてまぶして使われることが多い。
きなこ棒 (吉永)
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きなこ棒はそんなきなこを用いた菓子の中でも最もクラシックなもので、砂糖や水あめを棒状にしたものにきなこをまぶしたもの。子供から大人まで親しみの深い一品。
チロルチョコきなこもち (チロルチョコ)
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チロルチョコきなこもち味は、きなこのその味わいをチョコレートという近代社会が生み出した代物に落とし込んだ、古きと新しきの融合が楽しいお菓子。日本人以外にはなかなか馴染みのないきなこでも一口サイズのチロルチョコなら恐れずに食べることができるはず。
5. 納豆
「日本らしさ」を語る上でやはり納豆は欠かせない。その独特で強い香りと味わい、粘り気と、特徴だらけの納豆は、多くの日本人の毎日の食生活に欠かせないものとなっている。
うまい棒 なっとう味 (やおきん)
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でも納豆って実際にどんな味なのと気になるあなたに試して頂きたいのが、こちらのうまい棒なっとう味。うまい棒は日本で最も有名な駄菓子のひとつでサクッとした歯ごたえとユニークな味とお手頃さで人気を博す。
プチポリ納豆 (カンロ)
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もっと納豆らしいお菓子に挑戦したい!そんなあなたにはこちらのプチポリ納豆を。納豆をフリーズドライし味付けして仕上げた、小腹を満たせるヘルシー納豆スナックである。
6. ゆず
ゆずは柑橘類の一種で、みかんなどの一般的な柑橘類と比べて酸味が強めで、そのまま食べられることは少ないフルーツ。だが、そのさわやかな香りと、強い酸味が良いアクセントになると、お酒に用いられたり、料理のちょっとしたアクセントとして薬味や風味付けに用いられることがしばしばある。
そのまんまゆず/レモン (ライオン)
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そんなゆずを文字通り “まるごと” 使用した “そのまんまゆず” は、ほとんど柚子の皮そのもの。ゆずの味わいと風味がたっぷりで、砂糖と蜂蜜を練り合わせているため、甘みも抜群。さわやかな香りに酸味と甘みとがちょうどよく調和して、皮の歯ごたえと、噛むうちに内側からにじみでるゆずの味本来のほろ苦さがリフレッシュ感をもたらしてくれる。ビタミンCが豊富なのも嬉しいところ。
パート2:唯一無二・個性全快のお菓子たち
日本らしさ、を求めるのであれば、もっともっと日本でしかない個性を感じられるお菓子はたくさんある。味や見た目、その着眼点にも発想豊かなお菓子を同店にいくつか選別いただいた。ここからは数ある日本のお菓子の中でも特にユニークなものにフォーカスしてご紹介していく。
7. 縁深いチョコレート・ごえんがあるよ (チロルチョコ)
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5円玉とご縁をかけ、「ごえんがあるよ=いいことがあるよ」というメッセージを込めた、とんちのきいたいかにも日本らしい着想のお菓子。このチョコレートを食べたらきっといいことがあるはず!という願いのもと味わえば縁に導かれ良いことがある、かも…!
8. もんじゃ焼きがお菓子に!
東京名物・もんじゃ焼き。そんなもんじゃ焼きを人気のベビースターラーメンに落とし込んだなんともユニークなお菓子をご紹介。
ベビースターぐるぐるもんじゃ (おやつカンパニー)
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茹でる前のラーメンを砕いて味付けしたようなお菓子で、インスタントラーメンの味わいともんじゃ焼きの中間のような、2つの異なるものの長所をうまい塩梅で閉じ込めた逸品。細かな味わいは正直実際に味わっていただかねばわからない…ぜひ騙されたと思って一度食べてみて欲しい。
9.たいやき菓子
たい焼きは明治時代から愛されるパンケーキのような和菓子。鯛を形どって作られた食べ物、というだけで、実際に魚は一切使用されていないのがポイント。
もっちりたい焼き (多田製菓)
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餡入りで小麦粉主体の和菓子で、この「もっちりたい焼き」は通常のたい焼きを一口サイズに仕上げたような食べきりサイズで、生地はしっとりで、中のあんこ/クリームが甘くて美味しい。
ぷくぷくたい (名糖産業)
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たい焼きをもっとお菓子らしく仕上げたのが、こちらのぷくぷくたい。単にあんこやクリームなどのベーシックな味ではなく、チョコやキャラメルなどその味も多岐に渡る。外は最中でパリパリ食感、中は「エアインチョコ」でふんわり、たい焼きの概念をこえた「ぷくぷくたい」、おいしくないわけがない。
10. 変わり種キャラメル - ビールキャラメル (道南食品)、抹茶キャラメル (森永製菓)
キャラメルは古くから日本でも愛される駄菓子。森永製菓がマクドナルドとコラボして「森永ミルクキャラメル」味のマックシェイクが販売されたこともあった。
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ただ、ここで単なるキャラメルの概念に留まらないのが日本のお菓子の面白さ。写真右の北海道ビールキャラメル。アルコール分は、0.05%以下。日本を代表するビール産地「北海道」から澄んだ空気と広大な大地の中で作られたビールをパウダーにし、キャラメルに練り込みんだ一品。ほのかなビールのほろ苦さとキャラメルの甘さがお口いっぱいに広がる衝撃のおいしさ。本商品のアルコール分は、0.05%以下です。写真左は抹茶キャラメル。文字通り抹茶をキャラメルに練りこんだもの。ビールとはまたベクトルの違う苦味とキャラメルの甘さの化学反応が楽しい。
11. 餃子がお菓子に?!餃子のまんま (UHA味覚糖)
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「餃子のまんま」はその名の通り、餃子をそのまま真空フライにした衝撃のお菓子。餃子の旨味をまるごと味わうことができるやみつきスナックです。これがリアルな餃子の味がして本物そっくりの見た目で、それでいてしっかり美味しい。4個入りなので、本物そっくりの餃子をドライな状態でお試しあれ。こちらは惣菜のまんまシリーズで、他には「コロッケのまんま」もありこちらも好評を博している。
12. 知育菓子 楽しみながら学べるお菓子 - ポッピンクッキン (クラシエ)
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こんなにも遊び心に溢れたお菓子を見たことありますか。ハンバーガーにお寿司、クレープ、お祭りの屋台の味まで、DIYですべて自分で作って最終的に食べられる、なんとも想像性豊かで、学びながら、そして楽しみながら、おいしくたべようという、とても愉快なコンセプトの元作られた知育菓子。
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商品そのものは日本語での作り方ガイドしかないのだが、パッケージの裏面に書かれたサイトにアクセスすれば、英語のガイドも載っているのでご心配なく。全く新しいお菓子体験がここに詰まっています。
せっかくの訪日旅行、ぜひお菓子とともに日本らしい体験を

今回ご紹介した日本らしいユニークなお菓子の数々、いかがでしたか。唯一無二の全く新しいお菓子から、作って楽しいお菓子、日本らしい味わいが楽しめるお菓子まで、きっと俄かに信じがたい面白いお菓子の数々だったことでしょう。
これらのお菓子は、お菓子の専門店・おかしのまちおかにて販売中。もはや日本文化体験とも行って差し障りない想像性豊かなお菓子の数々。ぜひご自身やお友達、家族へのお土産に買ってみてはいかがでしょうか。
本記事でご紹介した商品ラインナップは店舗によって異なります。また、来訪時に商品の取り扱いがない可能性があることをご了承下さい。
ライター:Julie Gozali
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おかしのまちおか 新宿店
- 住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-12-1
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最寄駅
Shinjuku Station
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営業時間:10:00 - 21:30
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