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「お好み焼」は、日本人に非常に人気の高い「粉モノ」料理。国産の小麦粉と山芋、キャベツを混ぜたふわふわの土台に、お好みの肉、海鮮などの具を合わせ、ソースとマヨネーズ、青のり、かつお節をたっぷりかけていただく。「このソース味が病みつきになる」と、近年は訪日外国人の間でも人気上昇中です。今回は、「お好み焼」の老舗「千房 有楽町ビックカメラ支店」で、そのおいしさと、リピーターが増え続ける理由について聞きました。
オールスター具材が大集合した「千房焼」は外せない!
「千房」は今年で44周年、看板メニューである「お好み焼」だけでなく、「鉄板焼」を求めてやって来る外国人客も多いとか。特にこちらのお店は、有楽町駅前のビックカメラ6階にあることから、ショッピングの合間に旅行客が立ち寄ることも多いそう。
「ランチタイムを過ぎると、買い物袋を抱えた方が立ち寄ってくださいますね。ディナータイムは、客席の3分の1が外国からのお客さんということもあります」
お店の各テーブルには鉄板が付いていますが、こちらの「お好み焼」は、すべて作られてからテーブルの鉄板に運ばれてくるので、自分で調理する心配はいりません。お好みで青のり、かつお節を乗せていただきます。
まずは、来店客の3分の2が注文する「お好み焼」の中でも、お店の看板メニューである「千房焼」(1,830円)をご紹介。牛肉、豚肉、有頭エビ、タコ、イカというオールスター具材が大集合した「千房焼」は、大きなエビの頭が付いているのが特徴的です。お肉と海鮮の合わせ具材でおいしさが倍増。そして何といっても癖になるのは、表面にたっぷりと塗られた秘伝のソース。熱を加えると、より甘みが増し、酸味強めのマヨネーズと絶妙なハーモニーを醸し出します。テーブルの鉄板に運ばれてくるや否や、お店の人が軽快な手さばきでマヨネーズを振り、「お好み焼」の表面にラテアートのような模様を描いてくれるので、ぜひ写真を撮ることもお忘れなく。
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続いてお勧めしたいのは、「千房焼」と同じくらいの人気を誇る「千房焼そば」(1,830円)。「焼そば」はコンビニやスーパー、屋台で見かけることが多いかもしれませんが、ここの「焼そば」は格段に違います。麺がしっかり太め。そしてこちらにもオールスター具材が入りますが、「焼そば」に欠かせないキャベツがふんだんに入り、「お好み焼」ソースとウスターソースの2種類のソースで味付けし、上にカリカリに焼いたエビの脚をトッピング。夢中になって食べてしまうこと請け合いなので、ほかのメニューも食べたかったら、オーダーの順番に要注意です。
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「鉄板焼」は量より質!「黒毛和牛サーロイン」に舌鼓
最後にご紹介したいのは「国産黒毛和牛サーロインステーキ 80g」(4,000円)。「80gで4,000円?」と思うかもしれませんが、「鉄板焼」は量より質。上質のお肉をおいしく焼いたものをいただきます。「料理人の華麗な技が見られるカウンター席に座りたい!」とリクエストするお客さんもいるそうです。
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「海外の方だと、『鉄板焼』を目的でいらっしゃる方のほうが多いかもしれません。4人で和牛を一人ずつオーダーいただいて、『お好み焼』はシェアという方もいらっしゃいましたね」
焼き方は希望を伝えればOK。軽く塩コショウで味付けされていますが、お好みでしょうゆ、ワサビ、藻塩(海藻から作られた塩。柔らかな口当たりが特徴)を付けていただきます。こちらの和牛はA3ランクとのことですが、全体にしつこくない脂が細かく入っているため、軟らかくてとてもジューシー。「もっと食べたい!」と言うお客さんの声が聞こえてきそうです。
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「一度来店いただいて、また来日されたときに、お友達やご家族を連れて帰ってきてくださる方が多いんです。また一人で何度も通ってくださる方もいらっしゃいます」
それこそが、おいしさの証。世界に広がり始めている「粉モノ」とソース味の魅力、そしておいしい和牛の「鉄板焼」を味わいに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
※金額表示はいずれも税抜
取材・文/浅香来、撮影/石川ヨシカズ
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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